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「ごんぎつね」の里
2007 / 02 / 26 ( Mon )
1泊旅行に行ってきた。
今回の目的地は新見南吉記念館。
新見南吉は「ごんぎつね」「てぶくろをかいに」の作者である。
  わたしってば、まずそこから知らなかった(--;)
ごんぎつね ごんぎつね
新美 南吉、黒井 健 他 (1986/09)
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手ぶくろを買いに 手ぶくろを買いに
黒井 健、新美 南吉 他 (1988/03)
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名古屋から電車を乗り継いで着いた所は知多半島の先の方にある半田市。
ちょうど中部国際空港のある常滑市の東隣。
駅前からタクシーに乗り、5分も走ると田園風景が広がった。
記念館の駐車場についてみたものの建物が見当たらない・・・と思ってたら
なんと芝生に埋め込まれたように地下に造られていたのだ。
記念館

入り口では文庫本を片手に座っている新見南吉(蝋人形)がお出迎え。
展示室には南吉の年表、小学校時代の成績表、日記、書簡、活動記録の他
1m四方のケースの中に6話の主なシーンのミニチュア(ジオラマ模型)があった。
「ごんぎつね」「てぶくろをかいに」「狐」「牛がつながれた椿の木」「おじいさんのランプ」
「最後の胡弓弾き」

南吉という人は4歳で実母を亡くし、8歳で母方の祖母のところへ養子に出され、
わずか6ヶ月で実父の家に戻る。
幼少の頃はかなり寂しい思いをしたことだろう。
想像するだけで、胸が痛くなりそうだ。
頭は良く、小学校卒業の答辞には自作の俳句を読んで周囲を感心させたとのこと。
14歳で童話を作って雑誌などに応募していたというからすごい。
「ごんぎつね」も「てぶくろをかいに」も18歳ころの作品だ。
巽聖歌や北原白秋と知り合い、だんだん認められていったにも関わらず
20歳ですでに喀血し、29歳という若さで亡くなっている。
兄は南吉が生まれる前に、実母も29歳で病死しているし
やはり体の弱い遺伝子を受け継いでしまったのだろうか。
驚いたことに中学時代の日記には「もしも将来自分の作品が認められるならば
自分は死んだ後再び生きることができる
」とまで書いていた。
病床に伏せっていた頃は自殺を考えたこともあったそうだが、
ドフトエフスキーの本(何かはしらないが)を読んで思いとどまったという。
その頃の日記の中に、
・・・外へ求めるのではなく、他からの見返りを期待せずに
愛を与えつづけることこそが幸せにつながると思った
・・・
というようなことを書いていた。それがとても印象に残った。
病気を通して、もうこのときにどう生きたらいいかを悟ったんだなぁ。。。
南吉は詩が得意だったらしく、詩で認められるようになりたいと思っていたそうだ。
展示の中にも少しあったが詩集も一度読んでみようと思う。
なんだか新見南吉という人に引き込まれていった。
親子

ごんの小道

記念館のそばの中山という小高い山に上った。
「ごんの小径」という立て看板から林の中を散策した。
緑の木々が風にざわめき、木漏れ日がちらちらとせわしなく動いていた。

この記念館の立派なHPがあるので、興味のある方はどうぞ。
光

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コメント
南吉ファンクラブ?
新美南吉は、名古屋が誇る児童文学の作家さんですよね。
「ごんぎつね」や「てぶくろをかいに」は、教科書の常連さんですね。
私は青空文庫にある作品はほとんど読みましたよ。

新美南吉記念館というのがあるとは知りませんでした。
今度名古屋に行った時には訪れてみたいです。

前に、武者小路実篤記念館を偶然見つけたことがあります。
実家に全集があって、中学~高校にかけて良く読んでいました。
後に、「愛と死」という作品でファンになり、詩集を読んでますます好きになりました。
よろしければ、こちらもぜひ読んでみてくださいね。
by: K-Hyodo * 2007/02/27 00:14 * URL [ 編集] | page top↑
いいなぁ。
新美南吉さんに記念館があるなんて知らなかったです。
芝生に埋もれた美術的な建物やゴンが走ったであろう小径もゼヒ見てみたい!
けど、うう・・・。遠いなぁ。
ごんぎつねはこの黒井健さんの幻想的な絵の本が私も好きです。
あのシックな絵柄がよりごんの切なさを際立たせるんですよね・・・。
まだ子供と読んだことはないんだけど(ちょっと文章長いよね)
絶対読みたいって思う本の一つです。
(定価高いよねー!)

新美さんの生い立ちも初めて知りました。
行って見たいなぁ。
(こっちにはアンパンマンミュージアムくらいしかないよ・・・)

むしゃのこうじさねあつ。読めた!ホッ。
by: うっちゃん * 2007/02/27 07:25 * URL [ 編集] | page top↑

新美南吉さんの記念館、私も知らなかったです。
緑に囲まれた素敵なところだねえ・・・。
記念館で人となりや作品に触れて、敷地内の遊歩道を散策して・・・気持ちいい休日を過ごせそうだなあ。

新美南吉さんの生き様も全然知りませんでした。
なるほど、そうなのか・・・と思いながら読みました。
「ごんぎつね」や「てぶくろをかいに」が18歳の時の作品だというのにもびっくり。早熟な作家さんだったんですね。

ごんぎつね、以前コドモがテレビのアニメでさわりの部分を観て大泣きしました。
その時は「もうこれ観ない!」って言ってたけど(悲しすぎたんだよね)、その後しばらく「きつねさんのテレビ観たいー。」って言ってたなあ。
もっと大きくなったら読んであげたいです。
by: ayano * 2007/02/27 12:27 * URL [ 編集] | page top↑

いやいや、そうじゃないよ(^^;)
文才があるとは思ってたけど、それほどの読書家とは知りませんでした。恐れ入りました。
ちょっと不便なところにあるけど、機会あらば行ってみてください。
後からパンフレットを良く見ると、周囲には生家や物語の題材になったもろもろの旧跡などがあって、ここだけを目的地にしても1日過ごせる感じ。

武者小路実篤は読んだことないです。中高時代というのは吸収力もあるし影響も受けますね。
わたしは夏目漱石に傾倒してたんで、他はほとんど読んでないかも。
今度読んでみようと思います。

>うっちゃん
ごんぎつね、実はわたしもまだちゃんと読んだことはないのだ。
てぶくろをかいには例によって立ち読みしてしまったし。。。
黒井健さんの絵はやっぱり雰囲気あるよね。
わたしも高いと思ふ。
あんぱんマンミュージアムも結構楽しめるって聞いたよ。

>ayanoさん
周囲には他にも生家やいろんな旧跡や公園があって
田園風景の中で1日過ごせそうだった。
足がないと不便かもしれないけど。
「早熟な作家さん」
ほんとにそんな感じです。
ごんぎつねにしても他の作品にしても、結構せつない話が多いのは
やっぱりその生い立ちのせいなのかなぁ。
でもそのせつなさに惹かれるというか、そう思うのは自分の中に
そういう人恋しさのようなものがあるのかななんて思ってみたり。
by: 圭 * 2007/02/27 23:26 * URL [ 編集] | page top↑
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