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”椎名誠の絵本の旅”の感想Ⅲ
2007 / 04 / 18 ( Wed )
4.長新太さん
  初めて長新太さんの作品を読んだのは、月刊「母の友」に掲載されていた
  「なんじゃもんじゃ博士」だった。
  一体、この変な話はなんなんだろう?おもしろいんだけどわけワカメ。
  「ナンセンス」と言われて、あぁ、その通り、ぴったりの言葉だと思った。
  で、これがどうして「母の友」に載ってるわけ???という素朴なギモンを持っていた。
  それが、あるときこの方がれっきとした絵本作家だと知って早速絵本を探してみた。
  椎名氏の「わかろうとしなくても、その世界に入り込むだけでいいような気がする」に同感。
  わたしも最初はどう理解したらいいんだろうと余計な頭を働かせてたけど
  多分これは理解するも何も単に感じたままでいいんだろう、と思った。
  「おれの絵はレベルが高いから大人にはわからないんだよ」なんて言ってらしたそうだけど
  ある意味そうなのかもしれない。

5.山下洋輔さん
 「もけらもけら」のできるまでの話や即興がおもしろかった。
 確かにあの意味不明の宇宙語のような表現はジャズピアノに通じる と思ったし、
 あの字の音をピアノで表現すると、こんなにも雰囲気が変わるのか と新鮮だった。
 ちょうどビデオを見る2週間ほど前に山下さんの「つきよのおんがくかい」というのを
 借りてたんだけど、これはまさに楽器の音が山下さん風(ジャズ的)に表現されてて
 いかにもな作品だった。
コドモにはちゃんと読んでやれないうちにだんなが勝手に返しちゃった(プンプン!)
つきよのおんがくかい つきよのおんがくかい
山下 洋輔、柚木 沙弥郎 他 (1999/02)
福音館書店

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6.茂木さんとの対談
 夜、焚き火を前にしての対談というのが、いかにも椎名氏の演出だなぁと思った。
 茂木さんもとつとつと言葉を選ぶように語っていた。
 「子供は目的に到達することが目的ではなくて、そこへいく過程や
 寄り道の方が大切で好き」というのに、そうそうと頷く。
 「子供から大人になるにつれて、得られる能力と失う能力がある」とのこと。
 確かに手先は器用になっていろんなことができるようにはなるけど
 感性としては失っていくことも多いだろうなぁ。
 
 「子供は絵本の絵や文字の向こうにあるものを知りたいと思っている。
 子供にとっては空き地みたいなものだと思う。」
 なるほど、空き地か。ほんとにそうだなと思った。そして、五味さんが言っていた
 「絵本は読み間違いや見間違いもありの世界で、何も知らないまっさらない子供でも
 入っていきやすい世界」ということにも通じるなと思った。
 そして、一番関心したのは「同じものを親子で一緒に見るということが
 コミュニケーションの始まり」ということ。
 あぁ、そうだったのか!コミュニケーションの始まりなんだ!
 子供と一緒に何かするとか、子供の目線にたつとかいろいろ言われるけれども
 それがなぜかというと、やはり親子のコミュニケーションを確立あるいは
 築いていく方法だからなんだ。

-------------------------------- 
いやぁ、中身の濃い番組だった。
子供は親の膝に乗って、そこを安全基地として読み手である親と一緒に
絵本の中を旅して、いろんなことを発見し、いろんなことを感じて
親とコミュニケーションしながら、信頼関係をも築いていくんだなぁ。
あぁ、なんて素敵な旅だろう!
絵本を読む時間、短縮することばっかり考えてないで
もっと楽しまないともったいないね。
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23 : 50 : 27 | 絵本 | トラックバック(0) | コメント(5) | page top↑
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コメント

ETV特集、すごいねえ!
そして圭さんの記事で、良質のしっかりしたレビューを読ませてもらったみたい。
私はまだ観たことはないのですが、そのうち一度観てみたいなあ。

「わかろうとしなくても、その世界に入り込むだけでいい」
本当にそうなんだろうなと思います。
実は、お説教っぽかったり、躾っぽかったりする絵本って苦手です。
ひとつの世界観や宇宙というものがその絵本の中にあるなあ、そしてその世界にひたることが心地いい・・・そういう絵本が好き。
子どもと旅に出て、一緒にドキドキしたりのんびりしたり嬉しくなったり。
そういうことを感じられればいいんでしょうね。

読みながら、なるほどなあ、とか、しみじみ、そうなんだなあ、なんて思う部分がたくさんありました。
ありがとう!
by: ayano * 2007/04/19 09:27 * URL [ 編集] | page top↑
わぁお。
本当、質の良いレビューだわ。
私も椎名さんがもってる長さんの絵本観って私が感じてるのとまったく同じで深く共感したんですよ。
最近古本屋で長さん最期の絵本を発見して衝動買いしそうになったけど赤ちゃん用だったのでやめたの。買えばよかったなー。
ジャズピアノもよかった。茂木さんの安全基地という言葉もよかった。
この番組をみて椎名さんはいい子育てを経験されたんだなぁって、その姿がとってもかっこよく見えて
夫も影響を受けてがらがらどんなんかを出してきて子供に読んでたよ。
こんなに丁寧な文章にしてくれてありがとう。
それからお返事が遅くなりました。
by: うっちゃん * 2007/04/20 01:04 * URL [ 編集] | page top↑

>ayanoさん
わたしもお説教っぽいのやしつけっぽいのは好きじゃない。
>ひとつの世界観や宇宙というものがその絵本の中にある・・・
そうそう、そんな感じがいいよね。

>うっちゃん
そんな褒められるほどのもんじゃないっす。(*^-^*)
長さんの最後の絵本、早くも古本屋にあるところがちょっと寂しいですが。。。
わたしも本屋で見つけて買おうかなーと迷ってやめちゃった。
わたしも椎名氏のまた別の一面を見れて良かったです。
いえいえ、こちらこそありがとう。
by: 圭 * 2007/04/20 22:53 * URL [ 編集] | page top↑

長さんの最初の「こどものとも」が「ごろごろにゃーん」で
くしくも最後が「ころころにゃーん」
この担当者の話には、ぽろぽろ泣けてしまいました
山下洋輔は、我が家ではなじみが深くて
(実はオットの趣味は音楽で、彼自身も弾くのです)
小学生の人も興味深々でした
長さんとの作品「ドオン!」読むのは大変なんだけど楽しいです
(こっちは打楽器です)
「つきよのおんがくかい」も今度探してみます、おもしろそう♪
この画家さん?の絵、私好きなのです~

絵本をコドモとともに楽しむ時間…
私の場合は、たぶんコドモ自身よりも私自身の方が楽しんでるような気がします
いつかすごーくなつかしく思うのはコドモより私の方だ!とか思ったり…
それでも椎名さんのお子さんのようにハハやチチとの絵本の思い出が
少しでも記憶に残ってくれているといいな~と思います
by: maruko * 2007/04/20 23:30 * URL [ 編集] | page top↑

>marukoさん
そうだね。長さんはやっぱりそれを意識して描いたんだろうか。。。
わぉ!オットさん音楽家なんだ。
「ドオン!」の方がコドモには受けそう。わたしはそっちを
探してみよ。
marukoさんは優しいなー。きっと子供たちの心にもちゃんと残るよ。
わたしも楽しんでるつもりだけど、いかんせんただただ電車オンリーのお話が必ず付いてまわるので、萎えちゃうんだなぁ(^^;)
by: 圭 * 2007/04/20 23:58 * URL [ 編集] | page top↑
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